葉酸サプリは妊娠中だけでなく、妊娠する前から飲んだ方がいいという話を聞いたことがありませんか?
でも、具体的にいつから飲めばいいのか、わからないですよね。
そこで、葉酸サプリを妊娠前から飲んだ方がいい理由と併せて、いつから飲むのがいいのかをお教えします!
将来妊娠を希望している女性、必見ですよ。
葉酸サプリを妊娠前から飲んだ方がいい理由とは?
赤ちゃんの先天的な障害、つまり神経管閉鎖障害のリスクを下げるための葉酸が持っている効果は、妊娠前から飲むのが効果的とされています。
この神経管閉鎖障害は、神経管が正常に作られないことから脊髄神経や脳神経の機能を妨げてしまう障害ですが、 予防が出来る唯一の先天性奇形ともいわれています。
この障害を予防するには、葉酸をしっかりと摂取することが大事なのです。
あまり聞いたことのない障害かもしれませんが、神経管閉鎖障害は赤ちゃんの先天的な奇形で重度の障害を残したり、または命の危険をもたらしたりします。
また、脳に症状が出ると無脳症という障害となって、死産するリスクも高まります。
脊髄に症状が出るのは二分脊椎という障害で、これは運動障害や失禁、尿路感染、結石、不妊などの障害が残ってしまいます。
成長すれば治療も要することになるものです。
いずれにしても、赤ちゃんにとっても母体にとっても負荷が大きいものになるので、予防できるならば予防することが非常に重要なのです。
葉酸サプリはいつから飲むのがベスト?
赤ちゃんの脊髄神経が収まる場所である神経管は、受精してから約1か月程度で完成します。
この間に葉酸を十分に摂ることが出来ないと、神経管が作られる際に悪影響となる危険性があるのです。
それをふまえて、妊娠する1か月前から飲むのがベストと言えます。
とはいっても、いつ妊娠できるかはなかなか予想が出来ません。授かりものですからね。
そのため、妊活しようと決めたら、まず葉酸サプリを飲み始めることから始めるといいでしょう。
妊活中に葉酸サプリを摂ることによって、赤ちゃんが成長しやすい母体が作られます。
いつ妊娠が分かってもいいように、環境を整えてあげるということですね。
妊活を始めたら、1日あたり640㎍の葉酸を摂るのが好ましいです。
葉酸サプリを飲むと640㎍のうちの400㎍を摂ることができます。
正直、食事だけでは葉酸を十分に摂ることが難しいので、葉酸サプリを摂って補うことが大切です。
葉酸は1日1,000㎍を超えないように!
葉酸がそんなにいいならたくさん摂りたい!と思ったとしても、容量を守る必要があります。
妊活をスタートしたら、1日に640㎍の葉酸を摂ることが推奨されていますが、葉酸を過剰摂取すると産まれてくる赤ちゃんの喘息のリスクが高まるという報告があります。
そういったことから、1日あたりの葉酸の摂取は、1,000㎍と決められています。
食事もしていたら、食事からの葉酸と葉酸サプリメントを合わせて1,000㎍を超えてしまうのでは?
と思うかもしれませんが、葉酸は水や熱に弱いという性質があるので、調理方法にもよりますが調理することで食材が持つ葉酸のおよそ半分が失われてしまいます。
そして、身体に吸収される率も50%程度なので、正直思ったように葉酸を食事からは摂ることが難しいです。
葉酸サプリを飲んだとしても、よっぽどな量を食べなければ1,000㎍を超えることはないでしょう。
葉酸サプリの容量を守れば、問題ありません。
まとめ
- 葉酸サプリを飲むと神経管閉鎖障害のリスクを下げることができる
- 葉酸サプリは妊娠前1ヶ月くらいから飲んだ方がいい
- 葉酸の過剰摂取に注意
葉酸は普段から不足しがちな成分でもあります。
妊活を始めたらもちろん、妊活を始める前からでも普段の生活に葉酸サプリを取り入れるのもいいでしょう。
ベストな体を作って、赤ちゃんを迎え入れたいですね。