どのサプリにも言えることですが、過剰摂取は危険です。
過剰摂取によって副作用を招く可能性があります。
では、葉酸サプリの副作用について説明します。
葉酸サプリの副作用とは?
葉酸サプリを飲みすぎることで生じる副作用には、吐き気、食欲不振、不眠症、むくみ、紅班、呼吸障害、かゆみ、亜鉛の吸収低下などがあります。
つわりの症状と似ている点もあることから間違えやすいので、何かしら症状が現れたらサプリを確認して産婦人科に相談しましょう。
また、赤ちゃんに対しては喘息のリスクが高まる可能性があります。
ただ、この赤ちゃんの喘息については、妊娠後期に葉酸を過剰摂取した場合 に該当します。
時折、妊娠後期に葉酸サプリを摂ると子供が喘息になると勘違いされている方もいらっしゃるようですが、あくまでも過剰に摂取した場合です。
容量を守っていれば心配はいりません。
葉酸の必要摂取量とは?
葉酸は、1日あたりの摂取量に目安があります。
一般的の男女は1日あたり240㎍が推奨量です。
妊娠1か月前~妊娠初期(3か月)までは、通常量の240㎍に加え、400㎍をプラスした640㎍が厚生労働省から推奨されています。
妊娠中の期間によって葉酸摂取推奨量が多少異なってきますが、多くの葉酸が必要になることは間違いありません。
それなら葉酸サプリをたくさん飲めばいいじゃないか!って、そういうことではありません。
どのサプリにも、1日あたりの飲む容量が決められています。それは守らなければいけません。
葉酸の過剰摂取量は1,000㎍!
葉酸の過剰摂取量は1日あたり1,000㎍です。
葉酸を1日あたり1,000㎍以上摂り続けていると、副作用のリスクがあるとされています。
食事でも葉酸を摂っているし、葉酸サプリをプラスして飲んだら1,000㎍は超えてしまうのでは?と思うかもしれませんが、それはほぼありません。
食材に含まれている葉酸は水や熱に弱い性質があり、調理方法にもよりますが約半数の葉酸が調理によって失われています。
また、体内で吸収される率もその約半分です。
正直、食材からは思ったように葉酸を摂ることは難しいのです。
そういったことがあるので、葉酸サプリをプラスして不足分の葉酸を補ってほしいと勧められているのです。
サプリの容量をしっかり守れば、過剰摂取量を超えることはほぼないと言っていいでしょう。
何事も、用法・用量は守るべき、ということです。
まとめ
葉酸は、特に妊娠前~妊娠中は必要不可欠なものです。
昔と比べて食生活も変わり、思ったように食事がしっかりできていない方が多くいらっしゃいます。
容量を守れば、葉酸サプリは安全なものが多いです。
上手に葉酸サプリを利用して、健康な毎日を過ごしましょう。