妊娠前や妊娠中は葉酸サプリを飲んだ方がいい!と聞いたことありませんか?
なぜ葉酸サプリを飲む必要があるのか、わかりやすく簡単にご説明しますね。
なぜ葉酸サプリは必要なの?
葉酸サプリを特にお勧めしたいのが、妊活中の女性や妊娠中のママです。
中でも妊婦さんの体は、通常の2倍程度の葉酸が消費されているからです。
妊娠してから7週目の妊娠初期は細胞分裂期と呼ばれ、母親のDNAから分裂や増殖した細胞が、おなかの中にいる赤ちゃんの脳、脊髄、内臓などを作っていく大事な時期です。
その細胞分裂や増殖をするために葉酸がとても大事な働きをしてくれるので、妊娠中は葉酸が体の中から不足しないように葉酸サプリを摂る必要があり、厚生労働省からも推奨されています。
妊娠に気づくのは妊娠してから大体2か月程度過ぎてからで、妊娠に気づくまでにも赤ちゃんはどんどん成長しています。
成長しながら神経が出来ていくので、妊活中の女性もいつ妊娠しても大丈夫なように、妊娠する前から葉酸を摂ることが勧められています。何事にも事前の準備は大事ですね。
そもそも葉酸って何?
葉酸とは、ホウレンソウから抽出された水溶性のビタミンB群の仲間です。
働きとしては赤血球を作り出す働きを持っています。
実は赤血球、体内で4か月ごとに死滅しているのです。新たな赤血球を作り出すには、葉酸が必要不可欠なのです。
また、葉酸はタンパク質を合成するためにも働き、細胞を新しく生み出すサポートも行ってくれます。なかなかの働き者です。
葉酸を食事から摂取するのは難しい
しかしそんな葉酸、食事から摂取することもできますが、普段の食事からでは十分に摂取することが難しいのです。
そういったことから、厚生労働省が葉酸サプリを飲むことを推奨しています。
特に妊娠中は、必要摂取量が400マイクログラムとされています。
この量を普段の食事から摂ることは、とても難しいのです。
だからこそ、葉酸サプリによって毎日の不足している葉酸を摂ることが必要です。
葉酸が不足するとどうなってしまうの?
葉酸は、遺伝子とDNAを作るために大きく関係しています。
葉酸は人間の細胞分裂に必要不可欠です。
この細胞分裂は、胎児の時期が一番盛んに行われます。
そのため、妊娠中に不足することで胎児の細胞分裂が正しく行われなくなり、先天性異常が発生する可能性が高まると言われています。
中でも発症リスクが高くなる先天性異常に「神経管閉鎖不全」という病気があり、脳や脊髄など中枢神経の元である神経管が作られる妊娠初期に先天異常が生じることを言います。
その神経管の下に閉鎖障害が起きると、運動機能の低下や知覚が麻痺してしまい、一生かけて治療やリハビリをする必要性が出るリスクが高まるのです。
また、無脳症になる可能性もあり、脳の形成が正常に行われず流産や死産のリスクが高まってしまいます。
いずれにしても、ママも赤ちゃんにも大変なことです。
このリスクを減らすために、葉酸が不足しないよう意識して摂ることが大事なのです。
また、葉酸は貧血にも効果的です。
葉酸が不足することが原因で、赤血球が正常に造られなくなり、悪性貧血になってしまうのを防ぐためにも、葉酸は摂取が必要なのです。
女性は貧血持ちの方が多くいますが、男性にももちろん多くいます。
そのため、男女問わず葉酸を摂取することが求められているのです。
忙しく過ごしている現代人には、貧血の方が多くいます。貧血にならないためにも、葉酸が必要です。
まとめ
- 葉酸が不足すると、先天性異常が発生する可能性が高まったり、悪性貧血になってしまう。
- 葉酸を食事からだけで十分に摂取するのは難しい。
- 妊活中や妊娠中は、必要な葉酸摂取量が多い。
- 葉酸サプリを飲むと、効率よく葉酸を摂取できる。
- 葉酸の摂取は厚生労働省も推奨している(母子手帳にも書かれている)。
葉酸サプリの必要性、ご理解いただけましたか?
実は私、葉酸という言葉を妊娠するまで知らずにおり、妊娠が分かってから急いで飲み始めた経験があります。
何事もなく子供を産むことが出来ましたが、もっと早くに知って飲んでいればよかった!と後悔した思い出があります。
妊娠中も不安な思いを抱いていました。
そんな思いをしないためにも、ぜひ葉酸サプリを飲んでほしいと思っています。
健康維持にも効果的なので、女性だけでなく男性にも普段の生活に葉酸サプリを取り入れることをお勧めします。