妊娠していても、臨月に入る時期まで仕事をしている方が多くいます。
ただし妊娠中、特に妊娠中期以降は貧血になりやすく、仕事中に貧血になる人も少なくありません(私もそうでした)。
頻繁に貧血するから仕事は休んだ方がいいのかな?と気になってしまいますよね。
妊娠中に貧血になったら、仕事は休む方がいいのでしょうか?
答えをまとめてみましたので参考にしてください。
この記事の目次
あまりにも重い貧血は休むべし!
貧血と言えど、甘く見てはいけません。
立ちくらみやめまいなら、まだ軽い方ではありますが、貧血がひどくなると起き上がることも困難になってしまいます。
そんな時はとても仕事が出来る状態ではないでしょう。
自分の体の状態としっかり向き合って決めるようにしてください。
仕事が忙しいから・・と無理をするのは厳禁です!
もしあまり貧血がひどくなく、大丈夫そうだと思い仕事に行ったとしても仕事中に貧血症状がでたら、まずは体を休めましょう。
同僚や上司に伝え、横になれるようなら横になったり、しばらく静かな部屋で座らせてもらったり、症状が落ち着くまでは安静にしましょう。
貧血はいつ起こるかわからないので、臨機応変に対応していくことが大事です。
軽い症状ならば出勤しても良し
ごくたまに貧血になる、貧血になるけどめまいや立ちくらみくらい、という人なら仕事を休まなくてもOKでしょう。
自分の体と相談してください。
もし仕事中に症状が出たらすぐに安静にすることが大事なので、貧血になることがあることを予め周囲には伝えておくといいです。
突然貧血になっても、予め知っておけば周囲も対応しやすくなります。
貧血もその時々で症状が変わることがあるので、注意しておくことは大事です。
ただ、無理はしないこと!
立ち仕事の方は要注意!
接客などの立ち仕事をしている方は非常に気を付けなければなりません。
立ちくらみやめまいなどの脳貧血ならば突然倒れたりはしないでしょうが、意識を失って倒れてしまうような貧血はとても危険です。
母体にも赤ちゃんにも悪影響です。
そのようなひどい貧血の場合は休むことが大事です。
ひどくない貧血のようだったら様子を見て仕事をしてみてもいいでしょう。
もしも仕事中に突然貧血の症状がみられたら、すぐに同僚や上司に伝えてしばらく体を休め、あまりにも改善しないようであれば早退することをオススメします。
とても仕事が出来る状態ではないでしょう。
可能ならば、1時間以上ずっと立ち続けることはオススメできません。
貧血の心配だけでなく、お腹も張りやすくなってしまいます。
同僚や上司に伝え、合間に座り仕事に変えてもらうなどの対処をお願いしましょう。
貧血になると起こる症状は?
妊娠中だけでなく、貧血になると起こる症状はこちらです。
- 倦怠感や疲れやすくなる
- めまい・たちくらみ
- 視界が暗くなる
- 顔から血の気が引く
- 動機や息切れがする
これらが頻繁に起こる人は注意が必要です。
また貧血による胎児への影響ですが、貧血になることで胎児への酸素不足が生じる可能性があります。
胎児にしっかりと酸素が行き届かないと、胎児の発育不足や胎児の貧血などが考えられます。
赤ちゃんにも影響があるならばすぐにでも改善したくなりますよね!
適切な対策をして、貧血を予防しましょう。
貧血を防ぐ為にしてほしいこと
妊娠中、特に働くママさんはなかなか仕事が休めないということもあるでしょうから、貧血対策をしておくと良いですよ。
貧血を防ぐためにしてほしいことを簡単にまとめてみました。
妊娠がわかったらすぐに上司に伝える
安定期になるまで言いたくない、と思うかもしれませんが、妊娠中は何が起こるかわかりません。
貧血もそうですし、つわりもあります。
思うように体が動かないこともありますので、上司には伝えておくべきです。
また産休や出産後の仕事についても話すことが出来るので、なるべく早めに伝えるようにしましょう。
ヒールの高い靴は履かない
基本でもありますが、つまずきや貧血による転倒を防ぐ為にも、ヒールの高い靴は厳禁です。
また普段はむくみを感じない方でも、妊娠中はむくみやすくなっているので、高いヒールは避けるべきです。
突然立たない
ずっと座っていて突然立ち上がると、貧血が起きやすくなってしまいます。
よくあるのが立ちくらみですが、妊娠中はたちくらみでも気を付ける必要があるので、突然立ち上がるようなことはやめましょう。
ゆっくり立ち上がるように心がけましょうね。
締め付けるような服は着ない
仕事先によっては制服が決まっていることもあるでしょう。
しかしお腹が大きくなるにつれて、着る服も考えなければいけません。
特にベルトがある場合は注意が必要です。
ベルトや締め付けが強い服になると貧血になりやすくなってしまいます。
制服の方はベルトを緩めたり、むしろしないなどして対応しましょう。
私服の方も、締め付けないような服を着るように意識しましょう。
服装に厳しい職場であるならば、上司に妊娠中であることを伝えながら服装についても話すといいですね。
食生活を見直す
普段の食事を見直しましょう。
バランスよく栄養は摂れていますか?
鉄分が含まれている食材は使っていますか?
まず、ジャンクフードなどは避けたほうがいいですね。
出来るだけ自炊すると使っている食材がわかるので安心ですし、予防もしやすくなります。
食は生きていくうえで必要なことなので、基本から見直すようにしましょう。
鉄剤や鉄分が入った葉酸サプリを服用する
貧血がひどい方は産婦人科などから鉄剤が処方されるかと思いますが、処方された鉄剤はしっかり服用しましょう。
また葉酸サプリにも鉄分が含まれているものが多いので、葉酸サプリで貧血を防ぐことも出来ます。
いずれにしても貧血予防になりますので、続けるようにしてください。
常に予防しておくことが肝心ですよ。
こんな時は休んで!
仕事をしたいと思っても、何度も言いますが無理は厳禁です。
- お腹が張りやすい
- 少しでも出血がある
- 貧血がひどくて起き上がれない
などの症状があったら迷わず仕事を休んでください。
さすがに体が起き上がれなかったら仕事を休むことになると思いますが、しばらくして症状が落ち着いてこれなら大丈夫だから行こうかな、と思っても休んだ方が賢明です。
また、医師に働くことを止められたら、無理して仕事を続けてはいけません。
休職したり、思い切って辞めるなどすることも大事です。
出血やお腹の張りも、体からのサインです。
体を休める必要があります。自分の体を優先して考えてください。
まとめ
私も妊娠中に貧血をしてつらい時期がありました。
その時は妊娠がわかった時点ですぐに上司には伝えたので、その後も臨機応変に対応してもらえました。
安定期になってから伝えたい、と思っていても、妊娠中は何があるか分かりません。
せめて上司には伝えておくようにしましょう。
仕事は責任があるので出来れば休みたくありませんよね。
そのためには予防策を行うことが大事なので、自分なりに予防策を行っておくようにしましょう。
しつこいですが、妊娠中は本当に無理をしないでください。
これはどの妊婦さんにも言えることです。
元気な赤ちゃんを産むためにも、ママが元気な体で赤ちゃんに会うためにも、自分の体を大事にしてください。