妊娠中は普段よりも貧血になりやすいものです。
実際私も貧血がひどくてとても困りましたし悩みました。
解決方法として鉄剤を摂取する方法がありますが、鉄剤を飲むと吐き気が生じることがあります。
それは鉄剤による副作用です。
吐き気の他にも、下痢や便秘、胃痛、頭痛、めまい、蕁麻疹などの副作用もあります。
私の知人も妊娠中の貧血がひどくて鉄剤を処方されていましたが、身体に合わなかったのか胃腸の調子が悪くなっていました。
でも鉄剤を飲まないと貧血が改善されない、と思ってしまいますよね。
そんな時に効果的な解決方法をお教えしますので、ぜひ参考にしてください！
1.鉄剤の量を調整する
処方される鉄剤の1回あたりに飲む量は薬によっても変わってきますが、錠剤の数が多いのであれば数を減らしたり、数回に分けて飲むなど量の調整を行うといいですよ。
量を調整することによって副作用が軽くなったり、体がだんだん慣れてくるので副作用が出にくくなることもあります。
自己判断で変えるのはオススメできません。
きちんと確認をすれば副作用が出ることで薬を変えてくれたり量を変えたりしてくれることもあります。
とにかく我慢をすることだけはやめましょう。
2.空腹時の服用は避ける
鉄剤の多くは空腹時に飲むようにとの指示がありますが、空腹時には胃に負担がかかってしまうため吐き気が起こることもあります。
空腹時よりも胃への負担は軽くなります。
食後に飲むことで得られる効果が多少減ってしまうことも考えられますが、吐き気がするよりはマシです。
胃腸が弱い方は鉄剤を処方されて空腹時に飲むよう伝えられた際に、胃腸が弱いことを伝えるといいですね。
また、寝る前に鉄剤を服用すると副作用を感じにくくなるケースもあるので、寝る前に飲んでみるのもいいでしょう。
3.鉄分が豊富な葉酸サプリを飲む
妊娠中は葉酸サプリを飲んでいる妊婦さんが多いかと思いますが、葉酸ばかりを気にして鉄分の含有量を気にしていない方もいます。
妊娠初期まではさほど気にしなくても問題ありませんが、妊娠中期以降は貧血しやすくなるので、葉酸サプリに入っている鉄分の含有量を気にした方が良いです。
妊娠初期に必要な鉄分の推奨摂取量は7.5mgですが、中期～後期については18.0ｍｇが必要になります。
女性は普段から鉄分不足が問題となっていることもあり、食事から摂る鉄分だけではとても足りません。
そのため妊娠中期以降は鉄分が15ｍｇ以上の鉄分が含まれている葉酸サプリがオススメです。
葉酸には造血作用もあるので最適とも言えます。
では妊娠中期～後期にオススメしたい葉酸サプリをご紹介します。鉄分の含有量に注目してください。
プレミン
非常に高品質で安全性が高い葉酸サプリです。
葉酸もモノグルタミン酸型葉酸400㎍配合です。
何より鉄分が理想的な15ｍｇ配合されているのが特徴です。
ただ15ｍｇというわけではなく、動物由来のヘム鉄と植物由来の非ヘム鉄がバランスよく配合されている点が素晴らしいです。
ヘム鉄は吸収率が良く、非ヘム鉄はそのままの形では吸収されにくい特徴があります。
非ヘム鉄を吸収するにはビタミンＣが必要になりますが、プレミンにはビタミンＣもしっかり配合されています。
鉄分は過剰摂取が気になりますが、ヘム鉄と非ヘム鉄のバランスがいいので過剰摂取になりにくくなっているのも素晴らしいポイントです。
妊娠中にずっと飲み続けられるとてもいい葉酸サプリです。
ベルタ葉酸サプリ
酵母が含まれているモノグルタミン酸型葉酸400㎍を配合している葉酸サプリで、鉄分の含有量は20ｍｇです。
不足しがちな鉄分を補うには十分の量ですね。
鉄分の種類は非ヘム鉄のみで吸収率が気になるところですが、原材料に「クエン酸鉄Ｎ」が配合されており、これが鉄の吸収をアップさせてくれることから、非ヘム鉄でも吸収できるようになっています。
愛用者も多い葉酸サプリなので、効果に期待が持てます。
美容成分が配合されているのも、女性にとっては嬉しいポイントですね。
BABY葉酸ママの恵み
モノグルタミン酸型葉酸400㎍をしっかり配合しており、鉄分の含有量も20ｍｇです。
また、その他に含まれている成分が非常に豊富で栄養面の不足もカバーできるのが嬉しいポイントです。
鉄の吸収をサポートするビタミンCもしっかり配合されているので安心です。
携帯に便利な個包装になっているのも珍しいですね。
仕事先や外出先に簡単に携帯することが出来ます。
とても高品質な葉酸サプリで、鉄分もしっかり配合されているので妊娠中期以降にも大活躍してくれるでしょう。
鉄分の過剰摂取に注意！
鉄分の一日当たりの上限は40ｍｇで、妊娠している方もそうでない方も同様です。
鉄分の過剰摂取が続くことで胃腸障害や皮膚色素沈着、血管疾患などの症状があらわれることがあります。
鉄剤とサプリ、そして食事から鉄分を摂取すると過剰摂取につながる恐れがありますので、産婦人科で鉄剤の処方を伝えられた際は葉酸サプリに鉄分が含まれていることを伝えましょう。
また鉄剤が辛くて葉酸サプリで鉄分を補いたいと思い、鉄剤を止めて鉄分の豊富な葉酸サプリにする場合は鉄剤からの切り替えを希望していることをしっかり伝えることです。
サプリをボトルや袋のまま持参して見てもらうといいですね。
医師からあなたに合った対処法が伝えられるでしょう。
何事も医師に相談するのが安全です。
まとめ
鉄剤は合う、合わないがよくありますので、吐き気がした、副作用が出たと言っても焦ったり不安になったりすることはありません。
鉄剤の副作用はよくある話です。
できれば鉄剤を飲みたくないでしょうから、普段の食事をバランスよくして鉄分をしっかり補えると理想的ですね。
鉄剤の赤ちゃんへの副作用はありませんので安心してください。